日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 SAKE SERVICE INSTITUTE[SSInet]


北海道・東北の日本酒 [ 北海道 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島 ]
北海道
冬期の極寒の気候と豊富な雪溶け水が北海道ならではの鮮烈な味わいの酒を育てます。酒造りの歴史は明治に入ってからのようですが、稲作の北限のために適正 酒米の確保に苦労してきました。近年、「ゆきひかり」や「きらら397」などの良質で大粒米の登場により道内産の地酒のレベルがますますアップしてきています。 冷涼な気候のために酒の熟成が緩やかで、全体的にライトでスッキリした味わいのタイプが多いです。また、豊かな山海の幸と共に楽しめるような「辛 口」傾向の地酒が市場で見受けられます。
現在の醸造所数は約15あります。大雪山をはじめとする数々の山々を水源とする石狩川周辺、旭川周辺で主に酒造りが行われています。

【主な道産酒造用米】
ゆきひかり、きらら397、ともゆたか
【特産品】
アスパラガス ジャガイモ トウモロコシ コンブ メロン 乳製品 十勝ワイン イクラ ウニ ホタテ貝 毛ガニサケ タラバガニ ニシン 北海シマエビ ホッケ カズノコ シシャモ ホッキ貝 十勝牛

【郷土料理】
イカそうめん 磯巻き揚げ カマボコ 札幌ラーメン 白子の酢味噌あえ 花咲ガニの鉄砲汁 松前漬け 南茅部コンブそうめん イカ飯 イカのともあえ ジンギスカン ニシン料理 バター飴

【伝統的郷土料理】
▽石狩鍋

▽三平汁

▽ルイベ

▽チップ料理

▽ルイベ
青森県
北国である青森県はその寒冷な気候や清澄な水など酒造りの好条件がそろい、そして「華吹雪」という 良質な酒造好適米が得られます。近年、「あすなろ酵母」が開発されるなど酒質の向上が計られています。  杜氏は南部杜氏が多く、彼らによって主に辛口傾向の酒が醸されます。  醸造所数は約30あります。八戸市を中心とした南部地区と、津軽地区に集中しています。

【主な道産酒造用米】
華吹雪、むつほまれ、つがるおとめ、ムツホマレ
【特産品】
食用菊 スケトウダラ スルメイカ ホヤ リンゴ タラ ラクガン ホタテ貝 ヒメマス ウニ ヤマイモ ソバ トンブリ

【郷土料理】
イカの鉄砲焼き けの汁 ねぶた漬け めかぶ料理 サケの寿司煮 タラのたず鍋 たる汁 ホタテ貝料理 ウニ料理サワラの酒蒸し

【伝統的郷土料理】
▽阿房宮

▽おつけぱっと

▽けいらんの吸い物

▽貝焼き味噌

▽タラのじゃっぱ汁

▽南部の煮しめ

▽ねりこみ
岩手県
澄み酒の技術を持つことで有名な南部杜氏が大勢育った地域であり、今日のその数は他の杜氏集団の中で最大となっています。北上川の水と、「ササニシキ」「トヨニシキ」「美山錦」などの米が南部杜氏の手にかかり、旨味成分が多く、やや甘口傾向の酒が主に醸されて、より良い品質の酒を目指して日々研究されています。醸造所数は約30であり、柴波町や盛岡を中心に点在しています。

【主な道産酒造用米】
美山錦、ササニシキ、あきたこまち、華吹雪、サトホナミ、チヨホナミ、たかねみどり、トヨニシキ
【特産品】
アワビ カキ 川魚 大豆 南部センベイ バター ホタテ貝 ホヤ 金礼米 こお凍り豆腐 麦 メカ ブ マイタケヤマイモ ウニ 南部鼻曲りサケ 山菜各種 ソバ 金婚漬け うちわ餅

【郷土料理】
イチゴ汁 凍り豆腐 山菜料理 卵めん 南部ソバ すいとん アユ料理 ウニ料理 どんこ料理 ハラコソバ ひえ飯 わんこソバ ナス料理 けいらん

【伝統的郷土料理】
▽イカのぽっぽ焼き

▽うちわ餅

▽金婚漬け

▽ぬっぺい汁

▽ひっつみ

▽ほろほろ

▽みのむし南蛮
宮城県
山々から流れ込む、雪解水を使用し、爽快な酒質のタイプが主に造られます。「ササニシキ」「美山錦」等の品種が栽培されています。現在、純米酒の製造は全体の24%で日本一多く、特定名称酒の割合も全生産量 の70%を占めます。県では「ササニシキ100%」「ひとめぼれ100%」の純米酒を推進しています。このように宮城では県外の酒に抵抗するため品質重視の酒造りがなされています。 味わいは一般的に辛口が多く、飲み口が繊細なものが多いです。
醸造所数は約30あり、仙台、気仙沼、石巻、塩竈などに分布しています。小規模ながら新酵母が開発されるなど、品質向上にも日々努めています。

【主な道産酒造用米】
ササニシキ、サトホナミ、ササミノリ、チヨホナミ、美山錦、華吹雪
【特産品】
イチゴ カツオ サツマイモ ノリ ブドウ ユベシ ワカメ ウニ 笹カマボコ 気仙沼のサンマ 志津川のタコ 仙台駄 菓子 サンマ アケビ 長ナス ハクサイ 仙台味噌 ホヤ カキ ササニシキ

【郷土料理】
アワビの塩辛 カキ料理 ホヤの塩辛 仙台駄 菓子 アワビとウニの磯焼き ホヤ料理 仙台雑煮 おくずかけ ずんだ餅

【伝統的郷土料理】
▽あざら

▽うーめん

▽笹カマボコ

▽ずんだ餅

▽仙台雑煮

▽ひきにしめ

▽めぬけのあら汁
秋田県
寒冷な土地に加え、雄物川、子吉川の豊富な水源、秋田ならではの高品質の酒造米が得られるといった 酒造りにとっての好条件に恵まれた土地です。
また近年、新型酵母AK-1(秋田流花酵母)を開発し、酒造米では「吟の精」が開発され、香りが高くスッキリとした良質の酒造りがなされています。
秋田県では秋田流といわれる低温長期醸造法が山内杜氏の手によって行われ、柔らかい飲み口の甘口タ イプが主に醸されます。現在の醸造所数は約55あります。

【主な道産酒造用米】
美山錦、キヨニシキ、あきたこまち、トヨニシキ、ササニシキ、吟の精
【特産品】
岩ガキ ジュンサイ ナシ 比内鶏 フキ 味噌漬け 七宝漬け トンブリ 稲庭ウドン 八つ目ウナギ リンゴ ハタハタ たまり漬け 豆腐カマボコ

【郷土料理】
姉ご漬け たまり漬け 豆腐料理 どんがら汁 納屋汁 アユ寿司 ゼンマイのアズキ汁 ハタハタ料理

【伝統的郷土料理】
▽石焼鍋

▽がっこ

▽きりたんぽ

▽七宝漬け

▽しょっつる

▽だまこ汁

▽ワラビのさお煮
山形県
奥羽山脈、山羽三山などを源流とする最上川の豊かな水流と、庄内平野から穫れる良質の酒米により作 られる酒は、近年全国から脚光を浴びています。
山形県では、地元の人材を蔵人として採用し、杜氏制をしかない蔵が多く見られます。さらに、新型酵母「YK-0107」「YK-2911」を開発し、「山形清々」として販売されています。
現在の醸造所数は約60あります。芳醇な味わいのすっきりとした辛口タイプが主流です。

【主な道産酒造用米】
美山錦、キヨニシキ、あきたこまち、ササニシキ、山酒4号 はなの舞い、はなひか り、はなゆたか、出羽燦々、豊国、京の舞、防良信交
【特産品】
赤カブ 岩ノリ 尾花沢ダイコン サクランボ サケ 庄内ガキ スルメイカ ニジマス ナメコ 雪割り豆腐 クジラ餅 ハタハタ ブドウ ゆべし 米沢牛 リンゴ 甘エビ ナマコ タラ 六浄豆腐 むくりブナ

【郷土料理】
乾燥牛肉 サケ料理 山菜料理 塩引寿司 粒々煮 冷汁 タラどんがら汁 餅料理 石焼きトウガラシ 棒ダラ煮 民田ナス料理 ムキソバ イモ煮 納豆汁 イカのもんぺ焼 ムキソバ

【伝統的郷土料理】
▽アケビの味噌詰焼き

▽かゆ寿司

▽こくりブナ

▽タラどんがら汁

▽納屋汁

▽はっと

▽もってのほか
福島県
阿賀野川、阿武隈川の豊富な水源に恵まれ、清酒の出荷量が全国第6位の福島県。
山廃、生もと、自家酵母、有機無農薬米などと、こだわりを持って酒造りを行う蔵が多く見られます。1991年「F701酵母」が 完成、「うつくしま夢酵母」と命名され、1994年に福島県からこの酵母を使用した大吟醸酒が販売されることとなりました。
生産地としては主に会津、喜多方、二本松、郡山、いわきに分けられ、醸造所数も約 100と東北一となっています。
酒米は、トヨニシキなどの県産米と、好適米の華吹雪が栽培されています。 香味の特徴としてはまろやかな飲み口を持つ、やや甘口から辛口の淡麗型が多く見られます。

【主な道産酒造用米】
たかねみのり、チヨニシキ、初星、華吹雪、コシヒカリ、ササニシキ、はなの舞い
【特産品】
カレイ ヒラメ モモ リンゴ 身欠きニシン カマボコ 会津味噌 白河ソバ 鬼ワサビ ナメコ

【郷土料理】
いとこ漬け ソバ練り 田楽 みりん干し ウニの貝焼き 川魚料理 ユベシ饅頭 練りようかん 身欠きニシン つと豆腐

【伝統的郷土料理】
▽がにまき

▽クルミ御飯

▽三五八漬け(さごはちづけ)

▽頭巾はずし

▽つゆにしめ

▽ぶつぶつ煮

▽紅葉漬け
 

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