日本酒用語集

▽甘酒(あまざけ)
もち米の粥に米麹を混ぜ、60度前後で一昼夜放置して造ったもの。別名として、「一夜酒」、「なめ酒」とも呼ばれる。
▽あらばしり
醪※(もろみ)を搾った時に最初に出てくる白濁した部分。味は若く荒々しい。
▽おり酒(おりざけ)
タンクの底に沈殿した麹※(こうじ)と酵母などを集め、白濁したままにしておいたもの。

▽掛米(かけまい)
仕込の際に、通常三度にわけて醪(もろみ)を増量するときに使用する蒸米のこと。
▽粕歩合(かすぶあい)
原料の白米に対する搾り終えた後の酒粕の割合。通常25〜30%が多いが、吟醸造りの場合、低温で米を溶かさないように発酵させるため、30〜40%を超えるものがある。
▽活性酒(かっせいしゅ)・活性清酒(かっせいせいしゅ)
濁り酒※(にごりざけ)で出荷の際に加熱、殺菌していないもの。酵母菌が生きており、多くは炭酸ガスを含んでいる。
▽寒造り(かんづくり)
11月頃〜3月頃までの寒い時期に行われる酒造りのこと。寒い季節は酒造りに好条件が揃っており、醸出される酒の品質も最良である。
▽生一本(きいっぽん)
単一の製造場のみで醸造した純米酒である場合表示できる。
▽貴醸酒(きじょうしゅ
仕込の際に水ではなく、清酒を用いて長期熟成させた清酒。味わいは濃醇な甘口。
▽生もと仕込(きもとしこみ)
酒母※(しゅぼ)を造る際に、蒸し米、麹、水を半切りという桶に入れ、米を櫂棒で摺りつぶす「山卸し」という作業を行い、天然の乳酸菌を増殖させる昔ながらの手法。
▽原酒(げんしゅ)
搾り立ての日本酒を加水調整(アルコール分1%未満の加水調整を除く)しない清酒。アルコール度数が18 〜20 度程度の高めとなります。
▽高酸味酒(こうさんみしゅ)
一般の清酒は黄麹菌を使用するが、これは白麹菌などを使用して造った清酒で名の通 り酸味が強い。 日本酒には、この他仕込みにお酒を使ったもの、紅麹菌を使ったものなど、多品質のタイプがあります。
▽麹(こうじ)
カビの一種で、清酒には「黄麹菌」が使われ、米のデンプンを糖化させている。
▽麹蓋(こうじぶた)
麹造りの際使用される道具で、杉で出来た底の浅い長方形の箱。手間がかかるがその分丁寧な温度管理が出来る。主に吟醸造りの際に用いられる。
▽高濃度酒(こうのうどしゅ)
アルコール度数を24〜36 度と高くした清酒。
▽酵母(こうぼ)
麹によって生じた糖分をアルコールに変える働きをするもの。日本醸造協会が培養、頒布する協会酵母や自家酵母などがある。
▽甑(こしき)
原料米を蒸す大きな蒸籠。
▽古酒(こしゅ)
一般的には三年以上熟成させた清酒を指す。ただし、酒造現場では醸造年度(7月1日〜翌年6月30日)が変わるとそれ以前に造られた酒は全て古酒と呼ぶ。これらは、酒造年度(BY=ブリュワリー・イヤー )別に分けられ、10BY(平成10年製造)、13BY(平成13年製造)というように表示される。
▽酒林(さかばやし)
杉の葉を束ねて球状にしたもの。軒先にかけて酒屋の看板としたもの。
▽酸度(さんど)
味の濃淡をみるために使われる数値。現在の清酒は平均1.3〜1.5で、これより少ないと淡麗、多いと濃醇とみられる。
▽酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)
酒造りに適した米。特徴として大粒で蛋白質、脂肪が少なく、心白が大きく、吸水率が良いといった事があげられる。条件として現在29府県に31品種が指定されている。代表的なものに「山田錦」「五百万石」「雄町」など。
▽酒母(しゅぼ)
酒類の成分であるエチルアルコールは酵母※(こうぼ)という微生物の働きによって生成されるが、その酵母を純粋に大量 培養した粥状のもの。
▽醸造アルコール(じょうぞうアルコール)
デンプン質物質や含糖質物から醸造されたアルコールをいう。
吟醸酒、本醸造酒に使用できる醸造アルコール量は、白米の重量の10%以下(白米1トンに対し100%アルコール116.4リットル)に制限されている。
▽新酒(しんしゅ)
その年(7月1日から翌年6月30日まで)に造られたお酒。熟成が進んでいないため特有の若い香り(新酒ばな)が残っているのが特徴。一般に12月〜2月に販売される。
▽精米歩合(せいまいぶあい)
白米の玄米に対する重量の割合。例えば精米歩合60%の場合、玄米の表層部を40%削り取る事をいう。
▽総米量(そうまいりょう)
1本の酒を仕込む際に白米の量。
▽増醸酒(ぞうじょうしゅ)
白米1トンにつき、2.400L(アルコール分30%に換算した数量)の調味アルコールを添加したお酒。これは第2次世界大戦後に酒造用米が不足したために造られ、現在でも造られている。収量が約三倍になることから三倍増醸酒、三増(さんぞう)とも呼ばれている。
▽樽酒(たるざけ)
木製の樽で貯蔵し、木香のついた清酒。樽の材料として、杉、なかでも吉野杉が最高とされている。
▽杜氏(とうじ)
酒造りの総責任者。蔵の管理、帳簿管理、醪の仕込と管理などを行う。
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