今年で8回目を迎える「名誉きき酒師酒匠任命式典」。延べ130名を超える方々に任命者になって頂いており、後世や海外などに向けて日本酒及び日本文化の継承発展に尽くして頂いております。
 日本酒発祥の地と言われる島根県出雲地方の佐香神社は、お酒造りの最古の神様「くすのかみ」を祭る神社として知られていますが、常松宮司に会場にお越し頂き、神事である「湯立て」にのっとり、厳かに式典がとりおこなわれました。

>>第8回名誉きき酒師酒匠受任者プロフィール

出雲佐香神社常松宮司による湯立ての神事
猪谷千春任命委員長(最左)を始めとする任命委員の方々
受任者を代表してご挨拶を頂いた柿澤弘治様
受任者記念撮影の一コマから、小笠原敬承斎様
乾杯のご発声を頂いた日本酒造組合中央会淺見敏彦副会長
乾杯は増田徳兵衞商店の「大極上中汲純米にごり酒」で行われた

恒例のトークショー。今年のテーマは「自然回帰」
未来に向けて、本当に安全で安心できる「食」とは何か
本年度のトークショーは、当日のメニューを考案頂いた、ホテルメトロポリタンエドモント・中村名誉総料理長と、食材を提供頂きました株式会社ジェム代表取締役会長兼社長新留勝行様をお招きして、これからの食のあり方についてトークを頂きました。進行は、当会顧問を務める橋口孝司氏。本物の素材を栽培する為に必要な土壌のあり方から育てる手法まで、そして、それを活かした調理法、さらには本物の食を売る為に必要な事など、それぞれの立場が一体化し、完成度の高いトークショーとなりました。
壇上で巧みなトークを繰り広げる御三方。大切なテーマなだけに参加者の方々のお顔も真剣そのもの。

「国境なき父親の会」チャリティーオークション
今年の目玉は、60kgの紹興酒の甕や、
100g3万円の珈琲豆など貴重品ばかり!

 毎年、恒例となった名誉きき酒師酒匠任命式典における「国境なき父親の会」のチャリティーオークションショー。これは世界中の恵まれない子供達の為の活動を趣旨とする「国境なき父親の会」へ寄付する為に行っています。各蔵元さまより頂戴した話題性たっぷりの日本酒にはじまり、ワイン、紹興酒などのお酒が中心ですが、中には、100g3万円の珈琲豆や、人間国宝作の唐津焼、日本にひとつしかないオリンピック記念品、高級烏龍茶葉、葉巻のコイーバーシグロ2などなど溜息の出るような貴重品を数多く頂戴致しました。
進行を務めた木村克己氏。参加者の皆様の値をグイグイと吊り上げていく、絶妙のトークと、進行で会場は熱気に包まれました。